履歴書に書かれていると評価アップする資格
就職活動において、最初に企業に提出する自己紹介のための書類は非常に重要です。
転職活動の場合などはまず求職者から書類を送付してもらい、そこで一次審査となる書類選考を行ったのちに面接をするかどうかの決定がされます。
つまり最初に提出する書類が採用担当者の目を引くものではなかった場合、面接すら受けさせてもらえなくなるということです。
自分を紹介する書類を魅力的なものとする方法の1つが履歴書に記載する資格欄です。
資格欄には業務上に関わりのある資格を記載しますが、直接的に関係がないものであってもそれを所持しているということで採用に有利になるものがあります。
業種に関わらず一般的に採用に有利に働く資格としては「TOEIC・TOEFL」「簿記検定」「MOS」があります。
これらは事務系の仕事をする場合は特に必要とされる頻度が高く、必須というわけではありませんが記載があるだけでかなりインパクトは強くなります。
TOEICの場合には550点以上のスコアが望ましいですが、外資系企業など海外との取引を頻繁に行っている企業においては直接営業に関わらない仕事であっても高スコアを優遇することがあります。
簿記検定はいくつか種類がありますが、最も受験者数が多い日商簿記検定なら最低でも3級以上、経理や会計業務に携わるなら2級以上を取得しておきたいところです。
新卒なら取っておくことが勧められる資格
一旦社会人として経験を積んだ中途採用の人の場合、資格はそれほど重視されないということもよくあります。
むしろ資格数よりも過去に携わってきた実績の方を重視するので、資格の有る無しですぐに足切りされることはありません。
反対にこれから初めて就職をする新卒の人は、資格を取得しておくことで働きたいという意欲の強さを示すことができます。
全く社会人経験のない新卒に企業が懸念するのは「基本的なビジネスマナーがあるか」ということです。
大企業においては新人研修で教えられることもありますが、それでもできれば基本的なビジネスの知識がある人を採用したいと考えることでしょう。
そこで在学中に取得しておくことを勧められるのば「日経TEST」や「秘書検定」といったビジネスに直接的に関わる知識を得られる資格です。
こちらも特になければいけないというものではないのですが、学習をすることで世の中の動きや会社という組織の役割をつかむことができるので非常に便利です。
余裕があれば難関資格にもチャレンジしてもらいたいですが、そこでおすすめとなるのが「フィナンシャルプランナー」や法律系の国家資格です。
こうした難関資格は入社後に昇進条件として取得を勧められることもあるので、勉強の時間がとれる学生のうちにとっておくと便利です。