普段敬語を使っていないということがバレる言葉
面接時にかなり気を使うのが敬語の言葉遣いです。
自分としては目一杯気をつけているつもりであっても、普段から敬語に慣れている社会人の面接官からは「?」と思われてしまうことがあります。
若い人にありがちな敬語の間違いとしては「丁寧過ぎる二重敬語」や「大げさ過ぎる口調・言葉使い」ということが挙げられます。
まず最初の「丁寧過ぎる二重敬語」ですが、最もよくあるのが「お~する」といった丁寧語を2つ以上重ねてしまうというやり方です。
「お話をお伺いしてもよろしいでしょうか」といったような難度も同じパターンにならないように気をつけましょう。
ついついやってしまいがちなのが「~~られる」という言い方ができる動詞の間違いで、「おっしゃられたこと」といったように「おっしゃる」に「られる」という2つの敬語が重ねられています。
他にも「お帰りになられる」や「お越しになられる」と言った言い方も間違いなので「お帰りになる」「お越しになる」といったシンプルな言い方に直しておきましょう。
相手の敬称の使い方も間違いがち
これは社会人になった人でもよく間違っているのを見かけるのですが、取引先や上司などを呼ぶときの敬称にもきちんとルールがあります。
例えば就職活動の担当者が人事部長の田中さんだったという場合、封書の宛名やメールの宛先として記載するべきなのは「人事部長 田中様」もしくは「人事部 田中部長」となります。
しかし丁寧に表現しなくてはいけないと思ってしまうせいか、「人事部 田中部長様」といったような役職に様を重ねて使っていることがよくあります。
「社長様」といったような言い方もよくされていますが同様に間違いで、もし面接の場面で社長のことに触れる場合にも「御社社長の(名前)様」といった表現にしましょう。
さらにおかしく感じられるのがそもそも人ではないものに対してもやたらと「様」をつける例です。
「御社様」「営業部様」といったようなことを面接で言う人もいますので、緊張しすぎないようにきちんと言葉を使うようにしていきましょう。
ゲームのしすぎ?大げさな言葉遣いをしている人も
私達は敬語について、専門のマナー教室などに通わない限り詳しく会話言葉として教わることはありません。
そのためついつい自分がそれまで知ってきた知識の中から「敬語」と思われる文面を使用してしまいがちです。
学生で就活をしているような若い人に時々見られるのが、時代劇のような大げさな言い回しです。
「言う」を「語る」、「行く」を「馳せ参じる」といったような冗談のようなおかしな言い方をしていることがあるのですが、これらはどうもマンガやゲームの影響ではないかと思われます。