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職務経歴書と履歴書の違い

職務経歴書とはどういう書類か

中途採用での求人では、最初に履歴書と職務経歴書を送付するように指示されていることがほとんどです。
新卒でしか就職活動を経験していない人にとっては、職務経歴書を作成するのは初めての経験となります。

あらかじめ書式がきっちりと決まっている履歴書と異なり、職務経歴書にはこれといった決まり事がなく自由に記載をしていくことができます。

基本的には履歴書と同じサイズのA4(二つ折りの場合はA3)で作成することになりますが、それ以外はどのように記載してもNGということはありません。

自由でNGがないというと気楽なように思いますが、その自由度がゆえに初めて作成する人にとっては記入方法がわかりにくいものです。

ネットで検索をすると職務経歴書の見本として文面を見つけることができますので、まずはそうしたものを参考にしつつ自分の経歴をより的確に示せるものを選んで作成しましょう。

職務経歴書に記載する内容としては、「職歴」「携わった業務」「保有スキル」「自己PR」などがあります。
書類を作成するときには読む側の立場を想像し、どういったことが書かれていればより魅力的な人材として捉えてくれるかを考えてください。

逆経歴として記載するのがポイント

履歴書の場合には、記載は年台が古い順からの記載となっています。
学歴や職歴、資格取得年月日については古い事項から記載し最新の情報は一番下に書きます。

また賛否両論があるところですが、履歴書は手書きで作成するのが常識となっておりもし書き損じがあった場合には最初から書き直しをすることとなっています。

職務経歴書の場合には手書きで作成することはむしろ少なく、パソコンのワープロソフトなどを使用して作成します。
プリントアウトをしたものを提出しても全く失礼ではなく、むしろこのくらいの書類を作成できるというスキルの証明になります。

記載する内容についても年台順ではなく反対に直近の情報から記載するのが一般的です。
流れとしては、まず冒頭に「職務要約」としてこれまでどんな仕事をどんなふうにしてきたかということを数行でまとめて記載します。

それから逆職務歴として過去の転職について履歴書のように箇条書きをし、そこから勤務中の実績を順番に細かく説明していきます。

最後にまとめとして、以上の職務経歴から自分がどのようなスキルを持っているかということを羅列します。
必須ではありませんが、まとめとして「自己PR」欄を作ってそこに自己分析と今回の求人への熱意を記載しておくとより気の利いた職務経歴書となります。

気をつけたいのが書類に余計な空白を作らないようにするということで、バランスよく文字が配置できるようにレイアウトにもこだわってください。